「ドンドンウルドン第20回」を聴く
ドンドンウルドンでは、皆さんからのご意見、ご感想、ヨルダンやタイムール先生に関する質問、番組で特集してほしいことなどなどe-mailを募集しています。番組の中で取り上げていきたいと思いますので是非よろしくお待ちしています。
email: dondon.urdon@gmail.com

10月8日の会場。超満員。立ち見も出る盛況振り。
週刊「ヨルダンの風景」の第2回です。今回は前回に引き続き、中東を代表する遺跡群ペトラの2回目をお伝えします。ペトラは「エル・ハズネ」より先は様々にコースに道が分岐します。そこで今回は、オーソドックスなコース選択ではここをゴールに設定する人が一番多いと思われる「エド・ディル」までを紹介したいと思います。入場ゲートから大人の男性の足でも片道3時間はかかると思います。また後半は山を登っていくコースとなります。
まず、景色をみていただく前にペトラで出会える動物たちです。観光用にラクダがたくさんいます。雄大な遺跡の中をラクダに乗って観光するのもまた一興です。そして、山登りの時の強い見方がロバ。後半約1時間の徒歩での山登りが無理という方にはロバに乗っていかれることをお勧めします。文句も言わずに黙々と山道を登ってくれます。余談ですがアラビア語でロバは「ヒマール」と言い、よく「のろま」とか「馬鹿者」のような意味の悪口として使われます。「こんなに利口で働き者のロバに対してなんて失礼な!」といつも聞くたびに思ってしまいます。(写真1~2枚目)。
「エル・ハズネ」をこえて左右に遺跡群を見ながらしばらく進むと急に道が開け、たくさんの巨大な遺跡が姿を現します。が、ここでの注目はなんと言っても「劇場」。同じような形状のものはアンマンやジェラシュ遺跡でみることはできますが、ペトラの方はその自然と朽ちた感じがとても良いです。この劇場は作られた後に席の増設工事をして、最終的には1万人以上が収容できる大きさになったようです(写真3~9枚目)。
レストランを越えると、いよいよここからは山登りです。たくさん歩くのに自信のない方は、レストラン周辺にたくさん客引きがいますのでここからロバに乗っていくと良いでしょう。ただし、ロバは崖のぎりぎりのところを歩くので高所恐怖症の方は怖い思いをされるかもしれません。またここからはしばらく飲み物が手に入りませんので特に暑いときは事前に持って行くことをお勧めします(写真15~17枚目)。
山登りが終わるとついに「エド・ディル」がその姿を現します。大きさとしては「エル・ハズネ」を上回り、繊細さでは負けるけれど質実剛健な姿に「エル・ハズネ」より好きだという人も多い「エド・ディル」です。一般の観光客は禁止されていますが、たまに地元の人が屋根のてっぺんに登って楽器を演奏しています。運が良ければきっと出会えることでしょう(写真18~20枚目)。
今週から始まる週刊「ヨルダンの風景」です。このコーナーでは毎週「ヨルダンといえばココ!!」という有名なスポットから、旅行では滅多に行かないような場所までヨルダンの様々な風景を20枚前後の写真で紹介したいと思います。
記念すべき第1回は、やはりここは外せない中東を代表する遺跡群ペトラです。「インディジョーンズ 最後の聖戦」で一躍有名になった建造物「エル・ハズネ」は、実は広大な遺跡群であるペトラのほんの一部でしかないのです。まさに遺跡テーマパークと言っても過言でないほどの様々な形状の遺跡を有するペトラ。とても一日で回ることはできず、3日間チケットが用意されているほどです。
今回は入口から最初のハイライトである「エル・ハズネ」までの約30~40分の道のりをスライドショーでご覧いただきたいと思います。
入口からほどなくしてみえるのは「オベリスクの墓」と呼ばれる建造物。最初はこれだけでも圧倒されることと思いますが、皆さんを待ち受けているのはこんな程度ではありません(写真1~3枚目)。
次に「シーク」と呼ばれる岩の裂け目に出来た道に入っていきます。道の両側をみると上水路を跡をみることができます。この地に文明が栄えた時代、ここには既に水はなく、非常に高度な技術により遠く数十kmから水を引いてきていたそうです(写真4~8枚目)。
また、このシークの中にも古代人が残した遺跡がたくさん隠れています。それを探しながら歩くのもまた楽しいことでしょう。皆さんはいくつ見つけることができるでしょうか(写真9~12枚目)。
今まで遮られていた太陽の光が眩しく輝いたかと思うとその先には、ついに「エル・ハズネ」が姿を現します。全長43m、全幅30mのその大きさは、あのガンダムを遥かに凌駕します(写真13~17枚目)。
滅多に人が訪れることはありませんが「エル・ハズネ」は上から見下ろすこともできます。あの大きな「エル・ハズネ」をさらに倍以上の高さから見下ろす風景は圧巻。ペトラにお越しの際は行ってみてほしいのですが、このコースは危険のないよう、道を熟知した人や地元ガイドと共に行かれることをお勧めします(写真18~20枚目)。

書道体験イベント。書道についてタイムール先生よりアラビア語でレクチャー。

書道の道具を説明するタイムール先生。みんなで日本語の名称をリピート。

参加者の作品展その1。衝撃の「九円だけ」!?

参加者の作品展その2。どれも個性豊かで楽しい作品です。

梶井勇輔 (コンピュータ技術)
[プロフィール]
日本のソフトウェア会社で5年間の技術職を経験したのち、2005年4月より青年海外協力隊(JOCV)に参加。ヨルダン南部のマアンで2年間活動する。4回目のヨルダンとなる現在は、JOCV短期ボランティアとしてヨルダン大学で日本語教育e-learningプログラムの立ち上げに携わる。
[ひとこと]
ポッドキャスト「Don-Don URDON ドンドンウルドン」は、私たちヨルダン大学日本語教育チームが携わる“日本語教育e-learning”の試作段階で偶然誕生したものです。日本からは距離以上に遠いイメージの中東ヨルダンですが、日本語や日本文化を通じたヨルダンの人々との交流から、日本の皆さんにヨルダンの今を紹介したいと思います。

タイムール・ハンドーク (日本語教師)
[プロフィール]
大学の専門は工学だったが、大学で初めて学んだ日本語の美しさに魅了され、ヨルダン人に日本語の面白さを是非知ってもらいたく、卒業後、日本語教師に「変身」することになった!!
ヨルダン人だけではなく、中東地域のアラブ人日本語学習者の学習ニーズに応えるべく、ヨルダン日本語教育チームのメンバーとして、日本語教育e-learningプログラム開発にかかわっている。
[ひとこと]
ヨルダンといった国は多くの日本人の方にとっておそらく馴染みのない国かもしれませんが、ここで一生懸命日本語を学び、日本のことをもっと知りたい若者がたくさんいます。ポッドキャスト「Don-Don URDON ドンドンウルドン」を通じて、現場から彼らの声を届けたら、大変嬉しく思います。

菊地仁美 (日本語教師)
[プロフィール]
大学を卒業後、営業・事務職を合わせて3年経験。その後ミャンマーで夢の日本語教師になる。1年後日本に帰国し、国内で半年ほど日本語を教えながら、青年海外協力隊の試験に挑戦→合格。現在に至る。
[ひとこと]
レギュラーでないのが残念ですが、時々出演して楽しませてもらっています。梶井さんとタイムール先生のガンダム話になかなかついていけないので、はみ出ている感じはありますがそれでも頑張りたいと思います。皆様には日本で馴染みのないヨルダンをいろいろ知っていただきたいです。そしてヨルダンに訪れたいと思っていただけたら光栄です!