今週から始まる週刊「ヨルダンの風景」です。このコーナーでは毎週「ヨルダンといえばココ!!」という有名なスポットから、旅行では滅多に行かないような場所までヨルダンの様々な風景を20枚前後の写真で紹介したいと思います。
記念すべき第1回は、やはりここは外せない中東を代表する遺跡群ペトラです。「インディジョーンズ 最後の聖戦」で一躍有名になった建造物「エル・ハズネ」は、実は広大な遺跡群であるペトラのほんの一部でしかないのです。まさに遺跡テーマパークと言っても過言でないほどの様々な形状の遺跡を有するペトラ。とても一日で回ることはできず、3日間チケットが用意されているほどです。
今回は入口から最初のハイライトである「エル・ハズネ」までの約30~40分の道のりをスライドショーでご覧いただきたいと思います。
入口からほどなくしてみえるのは「オベリスクの墓」と呼ばれる建造物。最初はこれだけでも圧倒されることと思いますが、皆さんを待ち受けているのはこんな程度ではありません(写真1~3枚目)。
次に「シーク」と呼ばれる岩の裂け目に出来た道に入っていきます。道の両側をみると上水路を跡をみることができます。この地に文明が栄えた時代、ここには既に水はなく、非常に高度な技術により遠く数十kmから水を引いてきていたそうです(写真4~8枚目)。
また、このシークの中にも古代人が残した遺跡がたくさん隠れています。それを探しながら歩くのもまた楽しいことでしょう。皆さんはいくつ見つけることができるでしょうか(写真9~12枚目)。
今まで遮られていた太陽の光が眩しく輝いたかと思うとその先には、ついに「エル・ハズネ」が姿を現します。全長43m、全幅30mのその大きさは、あのガンダムを遥かに凌駕します(写真13~17枚目)。
滅多に人が訪れることはありませんが「エル・ハズネ」は上から見下ろすこともできます。あの大きな「エル・ハズネ」をさらに倍以上の高さから見下ろす風景は圧巻。ペトラにお越しの際は行ってみてほしいのですが、このコースは危険のないよう、道を熟知した人や地元ガイドと共に行かれることをお勧めします(写真18~20枚目)。
2009年9月28日月曜日
週刊「ヨルダンの風景」 第1回:ペトラ その1
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